【事案】
 本件会社は、急速な事業拡大により経費が増加したことと、設備投資に要する資金調達のために借入金が増大したことで、営業利益内での返済対応できなくなり、常に資金繰りが厳しい状態に陥っておりました。

 こうした中、金融機関とのリスケジュール交渉(支払延期のお願い等)も行ったものの奏効せず、ほとんどの金融機関が貸付債権をサービサー(債権回収会社)に売却するに至り、さらに、そのうちの1社から貸金返還請求訴訟を提起され、その訴訟の判決を債務名義として売掛債権等に対して債権差押命令を受けるに及んでしまっておりました。

ただ、商品の味や品質の高さには定評があり(知名度もありました)、売上はそれなりに上がっていたため、金融負債等を圧縮すれば、十分、事業再生も可能と判断することができました。

【アルファ総合法律事務所の対応】
 本件においては、スポンサー企業の支援を募集しましたが、結局、スポンサーの支援を取り付けるには至らなかったため、有力取引先との関係を維持・強化したうえで、自力再建の方針を決定しました。

 10年間の長期分割弁済による再生計画案を作成し、認可決定確定後、圧縮後の再生債権の分割弁済にて事業再生手続きを進めることになりました。